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  1. 千葉市議会 2002-02-20
    平成14年第1回定例会(第1日目) 本文 開催日: 2002-02-20


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午後1時0分開会 ◯議長(萩田 章君) ただいまより平成14年第1回千葉市議会定例会を開会いたします。  出席議員は53名,会議は成立いたしております。    ───────────────  諸般の報告 2 ◯議長(萩田 章君) 諸般の報告については,お手元に配付のとおりでございます。    ───────────────       諸 般 の 報 告 1 平成14年第1回千葉市議会定例会に出席する  旨報告のあった説明員は次のとおりである。  (1) 市長,稲葉助役,島田助役,収入役  (2) 理事,総務・企画調整・財政・市民・保健   福祉・環境・経済農政・都市・建設・下水   道・水道・消防各局長,企画調整局・保健福   祉局・都市局各次長,市長公室長,総務・財   政両部長  (3) 教育委員会委員長(2月20日出席),教育   長,選挙管理委員会委員長(2月20日出席),   選挙管理委員会事務局長(2月21日以降出   席),人事委員会委員長(2月20日出席),人
      事委員会事務局長(2月21日以降出席),農業   委員会会長(2月20日出席),農業委員会事務   局長(2月21日以降出席),代表監査委員 2 全国市議会議長会   基地協議会の総会が2月7日京都府で開か  れ,議長が出席し,平成14年度予算案等につい  て協議した。引き続き関東部会臨時総会が開か  れ,議長が出席し,役員選出等について協議し  た。 3 関東市議会議長会   支部長会議が2月5日本市で開かれ,議長が  出席し,平成14年度予算案等について協議し  た。 4 千葉県市議会議長会   役員会が1月16日館山市で開かれ,議長が出  席し,平成14年度予算案等について協議した。 5 指定都市市(議)会議長会   議長会議が1月31日大阪市で開かれ,正副議  長が出席し,大都市財政の現状と対策等につい  て協議した。 6 石油基地防災対策都市議会協議会   役員会が1月24日宮城県で開かれ,副議長が  出席し,平成14年度活動方針案等について協議  した。 7 京葉5市議会議長連絡協議会   定例会が1月15日本市で開かれ,議長が出席  し,議員合同研修会の開催等について協議し  た。 8 委員会等開催状況  (1) 少子・高齢化社会対策調査特別委員会が12   月20日開かれ,同委員会に先立ち行われた委   員協議会での子育て支援施策に関する専門家   を招いての勉強会に続いて,意見交換を行っ   た。また,1月30日開かれ,市川市への行政   視察終了後の意見交換を行った。さらに,2   月19日開かれ,市長への提言に関する意見交   換を行った。  (2) 議会運営委員会が2月15日開かれ,第1回   定例会の運営等について協議した。  (3) 議会運営検討協議会が12月21日開かれ,検   討事項のうち傍聴等について協議した。ま   た,1月29日開かれ,予算・決算審査等につ   いて協議した。  (4) 「ちば市議会だより」発行委員会が1月17   日開かれ,掲載内容等について協議した。  (5) 幹事長会議が2月14日開かれ,予算審査特   別委員会の構成等について協議した。 9 市長より別途配付のとおり,報告第1号の報  告があった。 10 監査委員より別途配付のとおり,1月31日付  13監査報告自第10号至第13号の報告があった。 11 別途配付の陳情文書表のとおり,陳情第1号  を所管の委員会に付託した。    ───────────────       諸 般 の 報 告(その2) 1 委員会等開催状況  (1) 幹事長会議が2月20日開かれ,本庁舎市民   ホールでの議会中継に伴う議会傍聴者の録   音・録画の取り扱いについて協議した。    ───────────────      午後1時1分開議 3 ◯議長(萩田 章君) これより会議を開きます。    ───────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 4 ◯議長(萩田 章君) 日程第1,会議録署名人選任の件を議題といたします。  私より指名いたします。27番・伊藤晶議員,28番・福永洋議員の両議員にお願いいたします。    ───────────────  日程第2 会期決定の件 5 ◯議長(萩田 章君) 日程第2,会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は,本日から3月14日までの23日間といたしたいと存じますが,御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(萩田 章君) 御異議ないものと認め,さよう決定いたしました。    ───────────────  日程第3 議案自第1号至第60号上程(提案理由説明) 7 ◯議長(萩田 章君) 日程第3,議案第1号から第60号までを議題といたします。  市長より提出されました議案第1号から第60号までの60議案については,お手元に配付のとおりでございます。  なお,お手元に配付のとおり,議案の正誤表が参っておりますので,御了承願います。    ─────────────── 8 ◯議長(萩田 章君) 提案理由の説明をお願いいたします。鶴岡市長。    〔市長 鶴岡啓一君 登壇〕 9 ◯市長(鶴岡啓一君) 本日ここに平成14年第1回定例市議会を招集し,平成14年度予算案を初めとする重要案件の御審議をお願いするに当たり,その大要とあわせて私の所信の一端を申し上げ,議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  我が国は,引き続き厳しい経済状況にありますが,政府においては,日本経済の再生を図るため,聖域なき構造改革をさらに推進することにより,経済社会の構造を根本的に改革し,新しい経済社会の仕組みをつくり上げようとしています。  このような国の構造改革の荒波は,地方自治体にも大きく影響を及ぼすものであり,私はその中で,市民の皆様お一人お一人の生活を第一に考えた行財政運営を行っていくことが,かじ取りを託された者の使命であると考えており,改めて身の引き締まる思いであります。  今後とも市政の発展と市民福祉の向上のため,じっくり聞いてしっかり実行をモットーに,パートナーシップに基づく参加と協働を基本として,市民が安心して生き生きと暮らせる町づくりに,全力で取り組んでまいります。  本市は,4月に政令指定都市移行10周年という一つの節目を迎えるとともに,間もなく人口も90万人を突破することが確実となっており,首都圏の大都市として着実に発展しております。  社会経済情勢の先行きが不透明な今,地方分権のさらなる推進により,都市間競争はより一層激しさを増し,地方自治体の主体的な町づくりがますます重要になってまいります。  本市は,政令指定都市として,また県都として,これまで以上に先導的な役割を果たし,さらに充実した大都市行政を展開していかなければならないと考えております。  このような状況を踏まえ,平成14年度は,新5か年計画と行政改革の推進を基本方針に掲げ,各種施策を着実に進めるとともに,新5か年計画の推進に当たっては,少子化対策高齢社会への対応など,7分野に重点的に取り組んでまいります。  次に,平成14年度予算編成の考え方について申し上げます。  平成14年度予算編成方針については,既に昨年の第4回定例会において基本的な考え方をお示ししたところでありますが,その後,国の予算案や地方財政計画等を勘案し,ただいま申し上げました市政運営の基本的な考え方に基づき,予算案を編成したところであります。  本市の財政環境は,自主財源の根幹を占める市税収入が,景気低迷の影響により,法人市民税で大幅な減収が見込まれることなどから前年度を下回るほか,財政調整基金からの繰入金についても限りがあり,多くを望めない状況であります。  また,依存財源では,地方交付税において増額が見込まれるものの,市債については,残高が増加傾向にあることから,引き続き将来の財政負担を考慮した適切な活用を図る必要があります。  一方,歳出については,扶助費や公債費などの義務的経費の増加に加え,新5か年計画の2年次目として,市民生活の質的な向上を図るための各種施策に多額の財政需要が見込まれることから,本市の財政を取り巻く環境は,依然として厳しい状況にあります。  このような財政状況のもとで,私は,新年度の予算編成に当たりましては,平成14年度を初年度とする新行政改革推進計画に基づき,創意と工夫による従来にも増した事務事業の見直しや,より一層の経費の節減合理化を図るほか,各施策について優先順位の厳しい選択を行い,限られた財源を重点的,効率的に配分するとともに,市民負担の公平確保の観点から,受益者負担の原則に基づき,必要最小限度での公共料金の改定を行うこととしました。  また,国の第2次補正予算に伴う補助事業等を平成13年度補正予算に積極的に計上し,新年度予算との切れ目のない一体的な編成を行うこととしました。  その上で,新5か年計画事業を着実に推進し,市民福祉の一層の向上と市域の均衡ある発展を図ることを基本として編成したところであります。  特に,自然環境保全循環型社会づくりなどの環境問題への対応,子育て支援や教育などの少子化対策,高齢者の生きがい対策などの高齢社会への対応,花の都・ちばを目指す都市イメージの確立,創業支援や雇用創出などの地域経済の活性化,蘇我特定地区整備などの都市再生への取り組み,電子市役所の実現などの情報化の推進の7分野に重点的に取り組み,各種事業の充実を図ることとしました。  このように,平成14年度予算案は,限りある財源のもとで多くの財政需要を抱え,厳しい編成作業でありましたが,議会における御審議や予算編成に当たっての御要望,さらには,区民懇話会等による市民の皆様の御要望などにも十分配慮し,あわせて各区のバランスにも意を用い,可能な限り施策に反映するよう努めたところであります。  以上のような考え方に基づいて編成しました平成14年度の予算規模は,一般会計3,444億3,000万円,特別会計3,403億7,800万円,合計で6,848億800万円であります。  これを前年度の当初予算と比較しますと,一般会計0.5%の増,特別会計4.6%の増,合計で2.5%の増となっております。
     次に,一般会計の歳入について申し上げます。  まず,市税収入については,法人市民税個人市民税において,景気低迷の影響による企業収益の減少や給与所得の伸び悩みなどにより減収が見込まれることから,市税全体では前年度に比べ1.4%減の1,657億円となっております。  地方交付税については,基準財政需要額が,臨時財政対策債への振替措置により減額となるものの,基準財政収入額における法人市民税固定資産税等が減収となることが見込まれることから,前年度に比べ26.7%増の75億円を計上しました。  市債については,小学校の用地買収などの財源として活用するとともに,恒久的な減税に伴う減税補てん債を計上したほか,臨時財政対策債への振替措置により,前年度に比べ8.0%増の538億2,500万円となっております。  このほか,厳しい財政状況のもとで,可能な限り生活関連施設都市基盤の整備等を推進するため,財政調整基金のほか市債管理基金土地開発基金などの活用により,繰入金を73億2,800万円,また,土地売払収入等財産収入についても39億7,500万円を計上したところであります。  次に,歳出につきまして性質別に見ますと,義務的経費については,扶助費が,児童扶養手当や生活保護費の増などにより374億1,900万円で,前年度に比べ6.8%の増になるとともに,公債費についても,元金償還の増などにより,前年度に比べ5.4%の増となっております。  投資的経費については,新港新清掃工場の建設が終了することなどにより720億4,200万円で,前年度に比べ6.5%の減となっております。  次に,平成14年度当初予算に盛り込みました主な施策について,新5か年計画の施策体系に沿って,新たに取り組む施策を中心に,その大要を申し上げます。  初めに,第1部「緑と水辺に恵まれた多自然都市を創る」であります。  緑と水辺の保全を図る施策として,都川総合親水公園基本設計を行うとともに,市街化区域内の緑地保全や坂月川のビオトープ整備のため,基礎調査を行います。  公園整備については,花島公園は,コミュニティセンター機能をあわせ持った公園センター野外活動ゾーンなどの整備に着手するとともに,特色ある公園として,子どもたちの森,自然生態観察公園の整備を進めるほか,横戸第六天公園は,住民参加により基本計画を策定します。  また,稲毛海浜公園プール改修基本計画を策定するとともに,千葉マリンスタジアムの人工芝を張りかえます。  花の都・ちばの都市イメージの確立に向け,フラワー散歩道やふれあい花壇の設置などを引き続き実施するとともに,新たに中央公園花のフェスティバルや花のあふれる道づくりを行うほか,市民提案の募集やワークショップを通じて新たな施策を取りまとめるなど,花のあふれるまちづくりを推進します。  次に,第2部「地球と共に生きる循環型都市を創る」であります。  人に,自然にやさしい環境づくりを進める施策として,地球温暖化対策については,推進計画策定のための基礎調査を行うとともに,環境家計簿等の作成や家庭版環境マネジメントシステムの普及によるエコファミリーづくりを行います。  また,自然と触れ合える環境づくりについては,谷津田の現況を把握し,保全,管理手法を検討するとともに,谷津田いきものの里の事業化に向け調査を行います。  さらに,野生動植物の生息状況を調査するほか,自然保護ボランティアを養成します。  自動車排出ガス対策として,低公害車を公用車に率先して導入するとともに,天然ガス自動車の導入やDPF等の装着を促進するため,補助制度を充実します。  良好な環境の保全については,事業者への立入検査など,ダイオキシン対策を進めるとともに,環境ホルモンの実態調査やベンゼン等有害大気汚染物質モニタリング調査を引き続き行います。  また,河川を浄化するため,浄化推進員を増員し,実践活動地域を拡大します。  ごみの排出抑制と適正処理リサイクルを進める施策として,推進基金を活用し,リサイクル教育地域型生ごみ処理モデル事業を拡充します。  また,循環型社会の実現に向け,減量,再資源化の行動指針となるちばルールを策定するほか,ごみの有料化やエコロジーパーク構想の実現に向け調査を行います。  さらに,本年12月の完成を目指し,新港新清掃工場の建設と周辺企業への熱供給施設を整備するとともに,新たに焼却灰をエコセメント化し,資源化を進めるほか,北谷津清掃工場代替施設の整備を検討します。  下田最終処分場跡地市民ゴルフ場整備に向け,基本設計などを行うとともに,中田最終処分場跡地活用基本計画を策定します。  また,不法投棄多発地域での夜間,休日等のパトロールを強化し,引き続き不法投棄の防止に努めます。  次に,第3部「安心して暮らせる健康福祉のまちを創る」であります。  保健福祉基盤の充実を図る施策として,保健福祉センターについては,若葉区は用地取得と実施設計,美浜区は基本設計,緑区は現況測量を行うとともに,看護師養成施設の用地を取得します。  健康づくりを推進する施策として,健康なまちづくり基本計画を策定するとともに,健康づくりのリーダーとなるヘルスサポーターを養成します。  また,乳がん検診に新たにマンモグラフィ検査を導入するとともに,1日人間ドック助成事業を拡充するほか,新たに脳ドックに助成します。  さらに,生活習慣病を予防するための個別健康教育を充実するとともに,新たに寝たきり高齢者などの結核検診を実施します。  青葉病院は,平成15年5月の開院に向け,引き続き建設を進めるとともに,電子カルテなどの病院情報システム高度医療機器などを整備します。  活力ある長寿社会を創造する施策として,配食サービスを引き続き全市で展開するとともに,新たに訪問理美容サービスの実施や徘回高齢者位置情報システムを導入するほか,基幹型在宅介護支援センターを新設するなど在宅サービスを充実します。  また,特別養護老人ホームグループホーム等社会福祉施設介護老人保健施設の整備に引き続き助成し,施設サービス基盤を充実します。  さらに,生きがい対策を推進するため,平成15年4月の開所に向け,緑いきいきプラザの整備を進めるとともに,新たにことぶき大学校を2年制とし,世代間交流講座を開設するほか,公衆浴場等を利用したミニデイ銭湯を実施します。  安心して生み,育てる環境づくりを推進する施策として,仕事と子育ての両立を支援するため,社会福祉法人が設置する保育園の整備に助成するほか,新たに3歳未満児を預かる保育ママ事業を実施するとともに,認可外保育施設に助成します。  また,ファミリー・サポート・センターを運営するとともに,子どもルーム乳幼児健康支援一時預かり事業の実施施設を増設するほか,公私立の保育所で20時までの延長保育を行います。  さらに,家事や育児が困難な核家族等エンゼルヘルパーを派遣するとともに,地域子育て支援センター,一時保育,障害児保育などを拡充するほか,高齢者や児童生徒との地域交流事業を充実します。  増加する児童虐待に対応するため,新たに関係機関による対応チームを設置するとともに,幼児健診後の育児ストレス相談や2歳児を持つ親を対象としたパパママ子育て教習所を開設するほか,社会福祉法人が設置する児童養護施設,乳児院の整備に助成します。  また,母子家庭の自立を促進するため,自立支援員による就労相談を行います。  障害のある人もない人もともに暮らせる社会を実現する施策として,障害者の自立と地域での生活を支援するため,生活支援ワーカーを配置するとともに,グループホーム生活ホーム等を増設するほか,新たに視覚障害者上肢障害者IT周辺機器等の購入に助成します。  また,大宮学園と桜木園の改築を進めるとともに,社会福祉法人が設置する障害者施設の整備に助成します。  次に,第4部「生活環境のゆとりと安全を確保する」であります。  快適な生活環境を整える施策として,人にやさしい町づくりの観点から,歩道の段差解消を進めるとともに,主要駅の自由通路や駅舎にエレベーター等を設置するほか,新たにバス停の上屋と停車帯を整備します。  また,放置自転車対策については,千葉駅北口第3自転車駐車場を整備するとともに,放置禁止区域内の巡回を強化します。  生活道路については,横戸町73号線ほか36路線の整備を進めるとともに,千葉大網線など2路線の立体交差化を進めるほか,幕張町弁天町線の花見川橋梁の整備に着手します。  また,国道16号ほか14路線の電線共同溝の整備を進めるほか,道路等の維持管理を充実強化し,市民サービスの向上を図るため,本年4月に若葉土木事務所を開設します。  住宅については,新たに分譲マンションの管理に係る相談体制を整備するとともに,住宅用の太陽光発電設備の設置に引き続き助成します。  市営住宅は,貝塚第2団地の平成15年3月の完成を目指すとともに,星久喜町第2団地の建替工事に着手します。  また,仁戸名町団地は基本設計を行うとともに,宮野木町第1団地は基本計画を策定します。  上水道については,若葉北部地区簡易水道配水管布設を進めるとともに,鉛管の改修を実施します。  また,未給水区域の解消を図るため,第3次拡張事業の認可を取得し,実施計画を策定します。  公共下水道については,市街化調整区域と合わせ,新たに411ヘクタールを整備することにより,平成14年度末の普及率は90.1%となる見込みです。  また,南部浄化センター高度処理施設整備を引き続き進めるとともに,合流式下水道水質汚濁緊急対策を実施するほか,本千葉ポンプ場の再整備に着手します。  さらに,私有道路の下水道整備を促進するため,新たに共同排水設備設置に助成します。  農業集落排水事業については,中田・古泉地区と中野・和泉地区の供用を開始し,引き続き谷当地区など3地区の整備を進めるほか,平山地区実施設計を行います。  また,生活排水対策を強化するため,合併処理浄化槽設置補助については,新たに高度処理型合併処理浄化槽を対象とするなど,制度を充実します。  消費生活センター計量検査所複合施設「暮らしのプラザ」は,消費者活動の拠点として,情報提供,啓発,相談などを充実するため,本年9月の開設に向け準備を進めます。  また,新斎場は,平成17年度の供用開始に向け,本体工事に着手するとともに,道路や排水路など地域環境整備を引き続き進めるほか,平和公園は,墓地の拡張整備を進めます。  安全で災害に強い町づくりを進める施策として,自主防災組織を育成するほか,地域に密着した防災訓練を実施し,防災対応力を強化します。  また,緊急時の輸送路や避難路を確保するため,橋梁を補強するとともに,防災備蓄品を充実します。  さらに,消防力を強化するため,花見川消防署の建てかえと若葉消防署基本設計を行うとともに,消防車両を増強,更新するほか,100トン級の消防艇の実施設計を行います。  また,救急隊を1隊増強するとともに,救急救命士を増員するほか,小規模雑居ビル等に対する違反是正の指導を徹底します。  中心市街地浸水対策として,中央雨水号貯留幹線の整備を進めるほか,宮崎雨水貯留幹線の整備に着手します。  また,勝田川の改修や高田排水路等排水施設検見川雨水ポンプ場の整備を進めます。  さらに,雨水浸透施設を引き続き設置するほか,宅地内の雨水貯留浸透施設の設置に助成します。  次に,第5部「都市の機能と表情を豊かにする」であります。  魅力ある都心と拠点づくりを推進する施策として,千葉駅西口地区市街地再開発事業は,駅前広場,広場連絡施設や関連する西口自由通路再整備の実施設計を行うとともに,千葉港黒砂台線の京成線海側を整備します。  また,弁天地区土地区画整理事業は,幕張町弁天町線を供用開始するとともに,千葉中央港区画整理事業は,交通広場等の基盤整備を引き続き進めます。  さらに,中央第六地区の再整備は,事業計画を策定するほか,産業振興会館やこども科学館などの公共公益施設の基本設計に着手するとともに,事業実施者を選定します。  臨海部地域の蘇我特定地区では,都市基盤整備公団の直接施行制度を活用し,街路事業,総合スポーツ公園と土地区画整理事業の事業化に向け,実施設計や用地買収等を行うとともに,蘇我駅周辺地区については,市民の意見などを取り入れながら,駅前広場や自由通路などの整備計画の策定に向け調査を進めます。  良好な市街地環境の整備を推進する施策として,土地利用方針と都市計画マスタープラン全体構想の素案を作成するとともに,地区レベルの町づくりにアドバイザーを派遣するほか,新たに市民の協力を得て,隅切りや拡幅用地を確保することにより,狭隘道路を改善します。  総合交通体系を確立する施策として,東京湾岸道路の国道14号,16号について,国,県とともに整備に向け調査を進めるほか,地域高規格道路の新港横戸町線の整備を進めます。  また,主要地方道は,浜野四街道長沼線など2路線の整備を進めるとともに,都市計画道路は,美浜長作町線の整備を進めるほか,塩田町誉田町線の延伸を検討するなど都市内幹線道路のネットワーク化を図ります。  さらに,御殿町3号線ほか5路線の整備を進め,市内拠点への交通アクセスを強化します。  公共交通については,ノンステップバスやバス共通カードシステムなどの導入経費に助成するとともに,都市モノレール延伸事業の進め方などを調査します。  また,誉田駅の橋上化と駅前広場や駅周辺道路の整備について,事業計画を策定します。  次に,第6部「豊かな心をはぐくむ学びの場を広げる」であります。  次代を担う子供たちをはぐくむ施策として,夢広がる学校づくりを推進するため,各学校で特色ある教育活動を展開するとともに,農山村留学,職場体験等の体験学習を進めます。  また,新たに,全小学校で6年生を対象に,英語に親しむ授業を行うほか,小学校1年生を対象に,少人数学習指導を引き続き行います。  さらに,増加する不登校児童生徒の学校復帰を支援する適応指導教室を新設するとともに,スクールカウンセラーや教育相談員を増員します。  新たに,子育て支援情報等を掲載した広報紙を発行するとともに,公民館等において,完全学校週5日制に対応する事業や親を対象とする子育て講座等を行います。  学校施設の整備については,快適トイレへの改修を進めるほか,新たに中学校2校に第二理科室を設置し,理科教育を一層充実します。  また,鎌取第六小学校の建設に向け,基本・実施設計を行うとともに,轟町中学校の校舎改築に着手します。  この2校には,新たにエレベーターを設置することとし,今後は校舎の新築や改築にあわせて整備します。  さらに,小学校のプールや屋内運動場を改築するとともに,小中学校校舎の大規模改造や耐震補強を行います。  少年自然の家は,外構整備等を行うとともに,PFI手法により,建物の整備を進めるほか,大宮給食センターは,建設に向け調査を行います。  また,市立千葉高校の改築については,基本構想を策定します。  心の触れ合う生涯学習を推進する施策として,生涯学習センターを中心に,市民に身近な生涯学習情報の提供や学習相談を充実するほか,新たに大学リレー講座を開設します。  また,黒砂公民館の建設を進めるほか,神明公民館の移転改築に向け実施設計を行うとともに,白井公民館の基本設計を行います。  さらに,南部児童文化センターの改築に向け基礎調査を行うほか,生涯学習センターの駐車場を増設します。  図書館については,花見川団地分館を青少年補導センター北分室,花見川市民センターとの複合施設として整備を進めます。  次に,第7部「様々な交流から新しい文化を創造する」であります。  個性豊かな新しい千葉文化を創造する施策として,芸術文化奨励制度を創設し,若手芸術家を支援するとともに,美浜区地区ホールを保健福祉センターとの複合施設として基本設計を行うほか,市民会館の改修を進め,本年10月に開館します。  また,美術館において,鈴木春信展など各種展覧会を開催するほか,市民芸術祭,市民オペラ公演などを行います。  スポーツ・レクリエーション活動を振興する施策として,ワールドカップに出場するアイルランド代表チームのキャンプ活動を支援するほか,国際千葉駅伝や千葉国際クロスカントリー大会の開催を引き続き支援します。  また,若葉球技場を整備するとともに,高洲市民プール改修のための調査を行います。  さらに,総合型地域スポーツクラブ育成のため,モデル事業を実施します。  国際化を推進する施策として,文化,スポーツ,青少年交流等を引き続き推進するとともに,ヒューストン市及びケソン市との姉妹・友好都市提携記念30周年事業を行うほか,新たに国際交流,国際協力活動団体に助成します。  次に,第8部「躍動し賑わいを生む産業を展開する」であります。  地域経済の振興を図る施策として,厳しい経営環境に直面している中小企業に対し,引き続き金融面や技術開発などに支援します。
     また,ビジネスインキュベート施設等を整備し,市内における創業を促進するとともに,新たに商業インキュベート事業を実施します。  さらに,TMOが実施する中心市街地活性化事業や商店街が行う連携イベント等に引き続き助成します。  新港地区においては,企業立地の現状や今後の動向について調査するとともに,既存企業の活性化を図るため,操業環境の改善に助成します。  雇用の安定確保のため,新たに蘇我勤労市民プラザに中高年者やパートタイマーを対象にした就職相談室を開設するとともに,求人開拓推進員を配置し,求人情報を提供します。  また,緊急雇用対策として,国の制度を活用して,歩道清掃やパソコン指導などを行うとともに,教育,福祉分野など各種事業の実施により,雇用を拡大します。  さらに,観光とコンベンションを振興するため,基本計画を策定します。  都市農林業の振興を図る施策として,農業の担い手の確保と育成を図るため,新規就農者の研修を引き続き実施するとともに,新たに農業版ハローワークを開設するほか,農業公社の設立に向け,基本計画を策定します。  また,良質な農産物の生産,供給を目指し,環境保全型農業を引き続き推進するとともに,広域発酵処理施設整備について,PFI手法の導入を検討します。  さらに,いずみグリーンビレッジ構想の具体化に向け,シンポジウムの開催や実施計画を策定するほか,森林ボランティアなどにより,里山を保全します。  最後に,第9部「参加と協働の社会を創る」であります。  市民主体の都市をつくる施策として,本年10月,市民公益活動の支援拠点となるサポートセンターを開設するとともに,コミュニティセンターについては,花見川区花島公園内に整備するほか,新たに稲毛区長沼町に用地を取得し,基本設計を行います。  また,区民ふれあい事業を充実するため,花のあふれるまちづくりをテーマとした事業を各区で実施するほか,魅力ある区づくりに向け区民懇話会を引き続き開催します。  さらに,花見川市民センターと泉市民センター実施設計を行います。  大学等高等教育研究機関との連携については,地域連携推進事業を引き続き実施するほか,新たな連携を図るための実施計画を策定します。  男女共同参画社会の形成については,条例制定のための準備を進めるほか,ドメスティック・バイオレンス防止のための啓発事業や女性センターの各種講座を拡充します。  情報公開については,より一層利用しやすくするため,本年4月から閲覧手数料を無料にします。  情報ネットワーク都市を実現する施策として,市民を対象としたIT講習を引き続き公民館等で実施するとともに,電子市役所の実現に向け,全庁的にパソコンを配備し,庁内ネットワークの整備を進めます。  また,インターネットによる市政情報の提供やスポーツ施設の予約などのシステムを整備し,市民サービスの一層の向上を図るほか,すべての学校を教育センターと高速回線で接続し,ITを活用した情報教育を充実します。  さらに,住民基本台帳の全国的なネットワーク化に対応するシステムを構築します。  以上が平成14年度の主要施策の大要です。これにより,新5か年計画の進捗率は,累計で約40%を見込んでおります。  次に,行政改革の推進等について申し上げます。  本市は,これまでも社会経済情勢の変化や地方分権の推進に柔軟かつ的確に対応するため,行政改革を最重要課題としてとらえ,積極的に取り組んでまいりました。  昨年11月には,行政改革懇談会の御意見をもとに,新行政改革大綱の改定を行い,今般,この大綱に基づき,平成14年度を初年度とする3カ年の新行政改革推進計画を策定しました。  この推進計画では,事務事業の見直し,財政構造の健全化,組織,機構の見直しなど10の推進項目について150の取組項目を設定し,平成14年度当初予算には,歳出の削減及び歳入増を図り,約30億円を反映しました。  今後とも,市民サービスの向上を図り,魅力ある大都市に向けた町づくりを進めるため,行政改革をより一層積極的に推進します。  次に,組織改正については,市民の健康づくりを推進するとともに,本格的な少子・高齢社会の到来に的確に対応するため,保健福祉局を健康部,子ども家庭部,高齢障害部の3部体制に再編し,執行体制を強化します。  さらに,区役所等の出先機関においては,市民に身近な行政サービスの一層の向上を図るため,福祉事務所に課制の導入,若葉土木事務所の新設等,執行体制の強化を図ります。  次に,今議会に提案しております当初予算以外の各議案について御説明申し上げます。  議案第1号は,平成13年度一般会計補正予算であります。  歳入歳出予算については,既定予算に109億5,100余万円を追加するもので,今回の補正により,一般会計の総額は3,575億1,200余万円となります。  主な内容を申し上げますと,国の緊急対応プログラムに係る第2次補正予算に伴う国庫補助を活用し,庁内ネットワーク整備事業費や新港新清掃工場整備費,社会福祉施設整備助成費等を計上するとともに,国道整備に係る直轄事業負担金及び幕張メッセ建設事業負担金等を計上するものです。  また,財政調整基金市債管理基金等の各種基金への積立金のほか,美術品取得費を計上する一方,事業費の確定等に伴う減額を行うものです。  次に,継続費の補正は,市民会館耐震補強等整備事業ほか6事業について,事業費の確定等に伴い変更するもので,繰越明許費は,国の第2次補正予算に伴う庁内ネットワーク整備事業ほか37事業の完了が翌年度にわたる見込みのため追加するとともに,私立保育園施設整備事業について変更するものです。  債務負担行為の補正については,蘇我特定地区の川崎町南北線整備費ほか2事業費を追加するもので,地方債の補正は,庁内ネットワーク整備事業費ほか11事業費の追加及び変更を行うとともに,臨時財政対策債が確定したことに伴う変更を行うものです。  次に,議案第2号から第9号までの8議案は,いずれも特別会計補正予算であります。  議案第2号の国民健康保険事業特別会計は,保険料の過誤納還付金の追加を,議案第3号の老人保健医療事業特別会計は,医療費の増に伴い医療給付費の追加を行うものです。  議案第4号の農業集落排水事業特別会計は,事業が翌年度にわたる見込みのため,繰越明許費の追加を行うもので,議案第5号の中央卸売市場事業特別会計は,特別高圧変電所改良事業費の確定に伴い,継続費及び地方債の変更を行うものです。  議案第6号の都市計画土地区画整理事業特別会計は,事業が翌年度にわたる見込みのため,繰越明許費の追加を行うもので,議案第7号の公共用地取得事業特別会計は,コミュニティセンターの用地取得費において,相続に係る手続の遅延により減額するとともに,地方債の変更を行うものです。  議案第8号の公債管理特別会計は,市債の借入利率の低下に伴い,償還利子の減額を行うもので,議案第9号の下水道事業会計は,国の第2次補正予算に伴い,管渠布設費及びポンプ場改良事業費等を追加するとともに,継続費及び企業債の変更を行うものであります。  議案第30号から議案第54号までの25議案は,いずれも条例の制定,一部改正及び廃止についてであります。  議案第30号は,公文書の開示に関する手数料を,議案第31号は,個人情報の開示に関する手数料をそれぞれ廃止するもので,議案第32号は,保健婦助産婦看護婦法の一部改正に伴い,規定の整備を図るもので,議案第33号は,社会福祉事務に従事する職員の特殊勤務手当の支給要件を変更するほか,規定の整備を図るものです。  議案第34号は,一般職の職員の勤務時間,休暇等に関する法律の一部改正に準じ,介護休暇の期間を延長するほか,所要の改正を行うもので,議案第35号は,地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い,所要の改正を行うもので,議案第36号は,預金保険法の一部改正によるペイオフの解禁に伴い,基金に属する現金の繰替運用規定等を設けるなど所要の改正を行うものです。  議案第37号は,新たに,中央コミュニティセンターの温水プールの使用料について,回数券料金を設けるもので,議案第38号は,温泉法の一部改正に伴い,規定の整備を図るもので,議案第39号は,国民健康保険の保険料率を改定するとともに,保険料の基礎賦課限度額を引き上げるものです。  議案第40号は,国民年金法の一部改正により,印紙による保険料の納付方法が廃止されることに伴い,国民年金印紙購入基金を廃止するものです。  議案第41号は,保健婦助産婦看護婦法の一部改正に伴い,規定の整備を図るもので,議案第42号は,墓地等の経営許可の基準を改めるほか,規定の整備を図るものです。  議案第43号は,新たに,いきいきセンターを設置するため条例を制定するものです。  議案第44号は,新たに,中野・和泉農業集落排水処理施設及び中田・古泉農業集落排水処理施設を設置するもので,議案第45号は,市立高等学校の授業料及び入学料を改定するもので,議案第46号は,市立幼稚園の保育料及び入園料を改定するもので,議案第47号は,公立学校の学校医,学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部改正に伴い,所要の改正を行うものです。  議案第48号は,新たに,打瀬公民館を設置するもので,議案第49号は,生涯学習センターの駐車場の使用料について定めるもので,議案第50号は,こてはし温水プールの使用料を改定するとともに,新たに,北谷津温水プール及びこてはし温水プールの使用料について,回数券料金を設けるもので,議案第51号は,青少年問題協議会の委員の定数を改めるものです。  議案第52号は,新たに,違反広告物等の設置者を確知するための調査札を違反広告物等に取りつける手続を設けるほか,所要の改正を行うとともに,許可申請等の手数料を改定するもので,議案第53号は,新たに,花島公園内に球技場を設置するとともに,稲毛海浜公園球技場の使用料について定めるほか,動物公園駐車場の使用料を改定するもので,議案第54号は,消防法の一部改正等に伴い所要の改正を行うものです。  議案第55号は,千葉県市町村総合事務組合の規約の改正に関し協議するためのものです。  議案第56号は,美浜長作町線函体築造工事について,議案第57号は,美浜長作町線擁壁築造工事について,それぞれ契約を締結するものです。  議案第58号は,蘇我特定地区における特定公共施設整備事業について,都市基盤整備公団が施行することに同意するためのもので,議案第59号は,包括外部監査契約について契約を締結するもので,議案第60号は,市道路線を認定及び廃止するものであります。  以上,市政運営に対する私の所信の一端並びに平成14年度予算案を初めとする議案の大要などにつきまして申し上げました。  よろしく御審議いただきまして,原案に御賛同賜りますよう,心からお願い申し上げる次第でございます。 10 ◯議長(萩田 章君) お聞きのとおりでございます。  なお,ただいま議題となっております議案のうち,議案第32号から第35号まで,及び第47号の5議案については,地方公務員法第5条第2項の規定に基づき,人事委員会の意見を求めておりましたところ,お手元に配付してあります写しのとおり意見が参っておりますので,御了承願います。    ─────────────── 11 ◯議長(萩田 章君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  次会は,2月27日午後1時より会議を開きます。  本日は,これをもって散会といたします。御苦労さまでした。      午後1時50分散会    ───────────────    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      千葉市議会議長  萩 田   章      千葉市議会議員  伊 藤   晶      千葉市議会議員  福 永   洋 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...